上顎洞癌– tag –
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夫タケさんが『カルボプラチン+フルオロウラシル療法』を始めるまでのこと①
② 上顎全摘までのこと夫タケさんが左上顎全摘術を受けて退院したのが2019年10月11日。 そして2020年2月18日、抗がん剤CBDCA+5FU(カルボプラチン+フルオロウラシル療法)投与のため6日間入院することになります。 その抗がん剤投与の治療をすることになるまでの約4ヶ月間のタケさんの病気にどんな変化があったのか書いていきます。 【リンパ節転移の可能性】 手術が決まった後の検査でリンパ節転移の可能性があることが分かっていたのですが、PET検査や追加で行った検査でもはっきりと癌である確証は得られなかっ... -
左上顎全摘術の後のこと/夫タケさんの身体の変化/後悔していること
② 上顎全摘までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発により、左上顎全摘術を受けた夫タケさんが2019年10月11日、43日間の入院を経て退院しました。 今回はその退院後のタケさんの身体の変化について書こうと思ったのですが… 書こうと思って思い出そうとしたんですけどこの時期の事はほとんど思い出せない(汗) 人間の記憶というのは恐ろしいもので、大変だった事も時間が経つと強烈な記憶のみ残って、あとは段々と月日が経つごとに忘れていくものなんですよね。 だから人間は生きてゆく事ができるのだと聞きますね。確かに大... -
左上顎全摘術/術後〜退院まで/上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発
② 上顎全摘までのこと2019年9月3日、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発によって左上顎全摘術を受けた夫タケさん。 手術翌日のタケさんの姿は家族全員が驚いてしまいましたし、この先回復できるのかと不安でいっぱいでした。 ちゃんと回復しました。驚くほどの早さだったと記憶しています。 その後、退院までの間にタケさんがどんな風に回復していったのか、私の記憶、あとは家族・親族とのLINEのやり取りを見返しながら書いておきます。 【術後〜退院まで】 ・術後72時間(急性期)の間、少しづつベッドの角度を上げる時間を作る ・... -
左上顎全摘術/術後翌日
② 上顎全摘までのこと※術後翌日のタケさんの写真を載せました。苦手な方は読み飛ばしてくださいね。※ 2019年9月4日、手術翌日、タケさんはICUから一般病棟に移りました。 全身管だらけ。 顔は大きく腫れています。 ほとんど眠っている感じでずっとうつらうつらしている状態。 声をかけると目が覚めて、意思表示はしっかりできていました。 何か訴えたいことがあると右手で字を描く仕草をするのでペンを持たせて、ペンの先にホワイトボードを持っていくと字を書きます。 「○○が痛い」「ナースコールして」等、身体が辛いところを... -
左上顎全摘術当日
② 上顎全摘までのこと2019年9月3日、手術当日 パカラさんは仕事だったので私とゴボさん2人で病院へ向かいました。到着は7時頃。 手術の予定時間は10時間くらいと聞かされていました。順調に進めば18時頃には終わるだろうと思っていました。 【手術室に入るまで】 声がかかって手術室へは3人で向かいました。3人で歩いてエレベーターに乗って、手術室の前まで。 「行ってらっしゃい」 「行ってきます」 「頑張って」 「イタリア人みたいなイケメンになってくるわ」 そんな普通にちょっと笑って会話をして別れました。 【タケさん... -
癌再発/左上顎全摘術/入院生活のスタート
② 上顎全摘までのこと2019年8月30日、左上顎全摘の手術のため、タケさんは入院しました。 【腺様嚢胞癌/リンパ節転移の可能性】 手術が決まった後、入院前のMRI検査の後、急遽PET検査をやりました。手術箇所以外に腫瘍のようなものが見えると連絡が入ったからです。 実は先日ブログに書いた<病状と治療法の説明>の書類は入院時のもの。手術が決まる前の教授説明の時と比べると以下の部分が追加されています。 “右外側咽頭後リンパ節(ルビエールリンパ節)に腫脹がみられます。PET 検査を追加で行い評価しましたが、現... -
癌再発/教授説明
② 上顎全摘までのことサッカーW杯初戦、日本が勝ったそうですね。 毎回我が家は大騒ぎでテレビで観戦していました。 毎回タケさんが立ち上がって大喜びしたり、「今のハンドだろー」「オフサイドだろー」と文句言ったり、隣の部屋にいても試合がどんな展開になっているのか分かる感じ(笑) 昨日は見ようと思っても見れませんでした。テレビをつけたら無性に寂しくなってしまって。迷ったけれどテレビを消しました。 でもでも、心は「がんばれニッポン」です♪ 【癌再発】 2019年7月24日、再発の知らせを聞いたのは、仕事帰りの車... -
重粒子線治療/まとめ
①重粒子線治療までのこと重粒子線治療に関しての体験記だけを知りたいと思う方もいらっしゃるかなと思ったので、夫タケさんの重粒子線治療に関する今まで私が書いた記事をまとめました。 ①なぜ重粒子線治療という治療が選択肢に入ってきたのか ②重粒子線治療ができる病院へ。初診で治療を決断するまで ③重粒子線治療を決めた後にしなければならなかった最初の苦痛について ④重粒子線治療の治療費314万円について ⑤入院前にやったことについて ⑥重粒子線治療の入院生活の1日の流れについて ⑦入院中から起こった重粒子線治療の副作用に... -
重粒子線治療の後遺症/再発までの3年間/後悔していること
①重粒子線治療までのこと2016年11月11日、53日間の入院を経て退院しました。 退院当日から職場に直行したタケさんですが、退院してしばらくは体力がもたないようで、仕事から帰宅した時には精魂尽き果てたという風貌で、すぐに泥のように眠るという感じでした。 体力が戻るまでかなりの時間がかかったように記憶しています。 でも体力が戻ってきてからは、照射部位以外は元のように元気になりました。 平日は一日仕事して、土日は少年サッカーのコーチ。 病気になる前と変わらない生活。酒も豪快に楽しく飲むし、タバコも吸う。 ... -
重粒子線治療/53日間の入院費/医療保険について思うこと
①重粒子線治療までのこと今日は31回目の結婚記念日です。 タケさんが亡くなって初めての結婚記念日。数日前から今日の事を想像するだけで寂しくなってしまうので思い出さないようにしていました。 昨日はパカラさんがお祝いのビールを買ってくれたので、仏壇前で乾杯して、しばしタケさんと会話(泣きました)。 今朝はビールとたい焼きを持って墓参り。 今日も真新しいお花が供えられていたので、私が持ってきたお花とドッキングさせてもらいました。 私が行かなくても誰かがお墓参りしてくれていて、タケさん、嬉しかったよね。本当に有...