夫タケさんが『カルボプラチン+フルオロウラシル療法』を始めるまでのこと①

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夫タケさんが左上顎全摘術を受けて退院したのが2019年10月11日。

そして2020年2月18日、抗がん剤CBDCA+5FU(カルボプラチン+フルオロウラシル療法)投与のため6日間入院することになります。

その抗がん剤投与の治療をすることになるまでの約4ヶ月間のタケさんの病気にどんな変化があったのか書いていきます。

目次

リンパ節転移の可能性

手術が決まった後の検査でリンパ節転移の可能性があることが分かっていたのですが、PET検査や追加で行った検査でもはっきりと癌である確証は得られなかったことから

『白ではないかもしれないけれど今のところ黒ではないから手術しましょう』

的な流れで手術をしたので、手術箇所の回復を待ちながらもまず行ったのがそのリンパ節転移の可能性についてのことでした。

リンパ節転移のみであれば、その箇所だけ重粒子線を当てる治療もできるかもしれないという事で、その後何度か大学病院と重粒子線治療の病院を行き来しています。

その結果、ガンだと断定するには至らず、手術箇所の回復を待ちながら様子をみることに。

その間にもリンパ節の転移の他に、手術箇所に癌が残存している可能性もあることが想定されて、そちらの心配もしながら様子をみる日々が続きました。

タケさんの口の中の変化

様子見をしている間に回復するはずだと思っていたの口の中ですが、私達が思ったような回復にはなっていませんでした。

前歯に近い歯は、上顎の粘膜を突き破り、歯の根本部分の骨が見えているような状態になっていきました。

これは重粒子線治療で骨が傷んでいるから骨の上に粘膜が乗ってこなかったからだろうとのことでした。

普通の人の口の中がそんな状態になったら痛くて何も食べられないと思うのですが、タケさんの場合、最初に癌が分かった時には既にステージ4でかなり癌は大きくなっていたので、『神経がイカれてる』というようなニュアンスの事を主治医は言っていましたので、その影響でしょうか。

そんな口の中になっていても周りが想像するよりは色んなものを食べる事ができていました。

事態が急変したきっかけ

様子見から事態が急変したのは定期的に検査していた検査結果が出た時からでした。

2020年1月末の検査で、前回撮影したMRIの画像と比べて明らかに癌が大きくなっているのが分かったからです。

①右の後ろの方にあるリンパ節(ルビエールリンパ節)が大きくなっている

②右の上顎(手術で取った方じゃない方)の奥の癌が大きくなっていて、近くのリンパ腺も腫れているように見える

治療の選択肢は大きく分けて2つ

今後の治療法は大きく分けて2つでした。

①重粒子線治療

②抗がん剤治療

悩んで悩んで結果的に抗がん剤治療を選ぶ事になりました。

長くなりそうなので、次回、重粒子線治療と抗がん剤治療、どうして抗がん剤治療を選んだのかを書いていきます。

開口障害になって大きく口を開けなくなった時、このスプーンに随分と助けられました。感謝感謝です。

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