2019年9月3日、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発によって左上顎全摘術を受けた夫タケさん。
手術翌日のタケさんの姿は家族全員が驚いてしまいましたし、この先回復できるのかと不安でいっぱいでした。
ちゃんと回復しました。驚くほどの早さだったと記憶しています。
その後、退院までの間にタケさんがどんな風に回復していったのか、私の記憶、あとは家族・親族とのLINEのやり取りを見返しながら書いておきます。
術後〜退院まで
・術後72時間(急性期)の間、少しづつベッドの角度を上げる時間を作る
・9月6日、ベッドの上で座るリハビリ(座らせてもらう)
この頃まではまだうつらうつらしてました。
・9月7日、車椅子に座るリハビリ(座らせてもらう)
来週には歩いているかもと言われて驚きました。
・9月10日、LINEの操作ができるようになる。
(本格的に意思疎通ができるように。筆談→LINE)
・9月14日、1人で歩けるようになる。翌週からは気管切開した穴を手で塞げば喋れるように。
この頃から、病室内は点滴を連れて移動できるようになり、トイレも自分で行けるように。
・9月18日、この日のリハビリはリハビリ室で筋トレ+エアロバイク20分。
「あの理学療法士、俺をアスリートにしようとしてるよ(笑)」とリハビリがキツいと嬉しいぼやきLINE。
・9月25日、この頃、食事を取れるようにするための口のリハビリに苦戦。
・9月27日、「ホームシックみたいだ」と言って「なるべくたくさん見舞いにきてほしい」とLINE
・10月2日、初めて口から食べ物を入れる。ゼリーとお粥。「美味しい」と号泣
・10月3日、鼻の奥を切開して鼻の通りを良くする手術をする。
・10月4日、刻み食を完食
・10月7日、アップルティーを飲めた。
(サラッとした飲み物。それまではとろみのあるものしか飲まなかった)
・10月8日、鼻管を抜く。ストレスが激減したとのこと。
・10月10日、気管のカニューレを抜く。
・10月11日、退院。
結果、術後38日で退院できた
あんなに大きな手術をしたのに、術後38日で退院。
人間の回復力、また医療の力に驚かされました。
刻み食のまま退院したので食事に工夫が必要だったり、もちろん体力はかなり落ちていたり…と退院=全快ではなく、退院してから少しづつ回復していくことになりました。
次回は、タケさんの心の話や入院中の思い出。気管切開した入院生活で便利だったものなど書いていきますね。
開口障害で食べることに苦労したタケさんが愛用したスプーンです
↓↓↓
コメント