「夫タケさんはダメだろう」と最初から諦めていた介護保険サービスをアッサリと利用できるようになったことで私が確信したことは
『お得な制度は自分で情報を収集して、自分から積極的に使おうとしないと使えるようにはならない』
ということ。
介護用品をレンタルできたことでタケさんの生活の質は飛躍的に向上しました。
この事をキッカケに私は『他に使える制度が無いか』調べるようになりました。
癌で使える制度『障害年金』
介護保険サービスの小冊子を初めて手に取ったのは通っている大学病院の『患者支援センター』という一室。
『ご自由にお取りください』というような無料の小冊子でした。
その時一緒に持ち帰ったのが
『癌と障害年金』
というようなタイトルの小冊子。
その小冊子で介護保険サービスと同様に障害年金と癌が結びついた日でもありました。
そして介護保険サービスが使えるようになってから本格的に調べ始めて、申請へと動き出しました。
自力で申請もできるけれど、かなり手続きが煩雑。確実に認定に至るにはプロの力を借りた方が早そうだと判断して、こちらは社労士さんに相談して、お願いすることにしました。
我が家の場合、タケさんが会社経営者で、会社でお願いしている社労士さんが身近にいたことが決断を後押ししてくれたのが大きかったです。
主治医に書類を書いてもらうようにお願いした日
介護保険サービスを使う時にはあっさり承諾してくれた主治医でしたが、
「障害年金を申請したいから書類を書いて欲しい」
とお願いした時にはあっさりという訳にはいきませんでした。
・介護保険サービスと違って障害年金は審査が厳しい
・簡単にそうですかと書いてあげられる書類ではない
と釘を刺された上で、
どの分野で申請が可能なのかを一緒に検討してくれました。
そして障害の等級『3級3号』
そしゃく又は言語の機能に相当程度の障害を残すもの
ならばかろうじて書いてあげられると了承頂くことができました。
闘病生活を助けてくれたであろう障害年金
申請から認定まで我が家の場合社労士さんとの行き違いもあり、長い時間がかかったことで障害年金の認定が降りたものの、生活を助けるまではいきませんでした。
1ヶ月87,868円の支給が開始されたのが2021年10月。亡くなったのが同年12月。
社労士さんへの報酬を支払いを含めたらほとんど手残りはありませんでした。
しかし、タケさんがまだその先長く生きていたらきっとその後の闘病生活の力になったに違いありません。
癌で使える制度『身体障害者手帳制度』
同じ時期に社労士さんに申請をお願いした『身体障害者手帳制度』の申請。
これも主治医の書く書類が必要でしたので、障害年金の書類の時に一緒にお願いしました。
主治医からは「書くのは問題無いが高い等級は取れないからメリットはそんなにないと思う」と言われました。
結果としては
身体障害者等級4級
傷病名…疾病によるそしゃく機能の著しい障害
身体障害者手帳制度で得られるメリットは多くはありませんでしたが、
・会社経営者として…決算時の税金が安くなった
・個人として…準確定申告時に税金が安くなった
両方ともタケさんが亡くなった後のことでしたが、メリットは確かにありました。
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