嬉しい怒涛の訪問者ラッシュ/終末期のこと[12]

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2021年10月、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)が脳に転移した事で夫タケさんは余命宣告されました。

そこからタケさんは急いで準備を始めます。

会社を守ること。家族を守ること。

そして会いたい人に会うこと

目次

怒涛の自宅訪問ラッシュ

タケさんは

・自分が余命宣告されたこと

・(まだまだ闘うので死ぬつもりはないが…と前置きして)会いたいけれど自分は歩行が難しいのでうちに来てほしい

と会いたい人たちに連絡しました。

そこから怒涛の自宅訪問ラッシュが始まります。

夫の人柄

タケさんは家族にはとにかく明るくて、優しくて、家族を笑わせる事を生き甲斐にしていたような人。

(「寒っっ」ってなることもあるけれど)笑いの間とセンスが抜群で、私はタケさんといるだけでずっと笑ってこられたのだけれど…

同じ会社の同期入社の私達夫婦。

新入社員の頃はまぁーーーーー面倒臭いキャラでした。

明るくて楽しい人。新入社員なのに何連チャンも徹夜をこなし、即戦力な人材だったのだけれど、気に食わない人には直球でド正論で論破するし、おかしい事は「おかしい」と本人に直訴する。

それが同期であっても先輩であっても専務であっても社長であっても同じ。

そして『この人はダメだ』と見切ったら、それからは今までの人間関係を回復させることはない。

同期としては面倒臭いの極致ですよ(汗)

「あちゃー、またやってるわ」的な(笑)

その度に間をとりなしたり、タケさんに意見したり…

でも信頼している人には大きな身体で仔犬のような人懐っこさ。

そんな性格だから人はタケさんの事を『すごく好き』か『すごく嫌い』、極端にどちらかに別れていたんだと思います。

サラッと全般的に棘なく過ごす私が羨ましく思うほど、タケさんは上司にも可愛がられていたし、後輩にも慕われていたのよね。

そんな人柄は歳を重ねるうちに少ーーしは角が取れてはいたけれど、根本は相変わらずで…

タケさんを嫌っている人もいたのだろうけれど、仕事関係も少年サッカー関係も、ものすごく懇意にしてくれる人や、感謝してくれる保護者や子ども達がいてくれて。

その人達がタケさんの求めに応じて家に訪問してくれて…本当に有難い、嬉しい時間。

会いたい人へ最後のメッセージ

会社の仲間・息子のように可愛がってくれた取引先の社長・友人・実兄・私の家族・私の友人・少年サッカーのコーチ仲間・教え子とその保護者…

次から次へと自宅を訪れてくれました。

時に1人で、2人で、親子で、夫婦で、家族で、集団で…

まだまだ死ぬつもりはない…と言いながら、タケさんは話したかったこと、伝えたかったことを話していました。

タケさんの体力が無くなっていたので一回1時間ほどだったけれど、泣いたり笑ったり、真剣な話しだったり、世間話だったり。

サプライズで結婚30年を祝ってくれた時にはタケさんは嬉しくて涙して、両手でケーキを持っている私は泣いているタケさんを笑って眺める事しか出来なかったけれど、忘れられない思い出。

この時間はタケさんの伝えたい思いを吐き出す場所でもあったのだけれど、訪れてくれた人達は結果的に『タケさんから受け取る最後のメッセージ』になりました。

私にとっても忘れられない大切な思い出。

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