夫タケさんが苦しんだ、抗がん剤パクリタキセルの副作用からくる『末梢神経障害』で歩くのがままならなくなって、車椅子を購入しました。
その頃はまだ、介護保険サービスを利用できないと思い込んでいて、ネットで購入した3万円台のいわゆる『お手頃価格』品でした。
選んだ基準は…
①部屋から車椅子で出入りできるよう、ドアの幅より小さいものであること
②値段が手頃であること
の2点でした。
でも届いた車椅子は体重が70キロ超えのタケさんにはちょっと頼りない感じ。『体重が重すぎて取りまわしが悪い』というのが的確かもしれません。
車椅子で公園に散歩デビュー
待望の車椅子が届いて通院で何度か使って、取りまわしも分かっていたそんな日。
近所の公園に車椅子で散歩に行ってみようという話になりました。
まだ歩けていた頃は、リハビリだと言って歩いた公園。
そこにはスマホのゲーム『ポケモンGO』のポケストップがあって、それを目当てに家族でよく出掛けた場所です。
徒歩5分。家からほんのすぐそば。なんとなく気軽に「行ってみるか」な感じ。
息子達も一緒に4人で出発しました。
私はタケさんの通院で車椅子を使っていたし、主人の母の介護もしていた経験があり、車椅子の操作は問題なく出来るレベルだと思っていたので、軽いノリでした。
車椅子で公道を通る障害
すぐに苦戦したのが…
住宅街。家に入りやすいように歩道に傾斜がつけてあります。
この傾斜、車椅子が斜めになってしまいます。
斜めになると車椅子は押しづらい!!
歩道の角。この1センチほどの小さな段差。
車椅子は問題なく上れると思ったら引っかかるんです。
つんのめってヒヤッとします。
介助者が足で踏んで車椅子の前側を浮かせて乗り越えるレバーがあるのですが、タケさんの場合体重が重くてなかなか持ち上がりませんでした。
横断歩道で立ち往生してしまいました。
私と息子達、大人3人いても慌ててしまいました。
車椅子で公道を散歩するということ
通常なら片道徒歩5分の公園。
行って帰ってくるのに30分以上かかったでしょうか。
もう、本当にドッと疲れました。
バリアフリーが徹底している病院とは比較にならない大変さです。
他にも理由があるとしたら、お手頃価格の車椅子であること、体重が重い人が乗っていたということ。
主人の母とは何度も車椅子で外出しましたけど、母は30キロ台。そして介護保険サービスを利用したしっかりした車椅子を使っていたこともあったのかもしれません。
日々何気なく歩いている歩道で発見したこと…
一般道の歩道は車椅子ユーザーには優しくない
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