腺様嚢胞癌– tag –
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重粒子線治療/入院中に起こった副作用[腺様嚢胞癌・上顎洞癌]
①重粒子線治療までのことタケさんの入院期間は53日間。 重粒子線治療16回終えるまでで30日間。 残りの23日間は薬を使い、重粒子線治療による副作用が軽減するのをただただ待つという感じでした。 ここからは私の記憶と、タケさんのブログやSNSを辿ってお伝えしていきますね。 【重粒子線治療の照射部位】 タケさんが重粒子線を当てた場所はこんな感じ。 ※タケさんのブログより抜き出しました 治療前から医師に言われていた外見の副作用(入院中・入院後に関わらずずっと) ①皮膚が日焼けをしたようになる 入院中は特に酷い日焼け状態。真... -
重粒子線治療/入院生活/1日の流れ
①重粒子線治療までのこと重粒子線治療のため2016年9月20日、タケさんは入院しました。 実際に重粒子線を当てる治療室に入っている時間は一日のうちの20〜30分ほど。 その他、検査や歯科受診などありますが、1日のほとんどは病室で過ごします。 タケさんのようなIT系の職種はデスクワークでリモートで仕事ができるので、個室にパソコンなど仕事道具一式持ち込んで社長不在のダメージを最小限に抑えることができたのは有り難い事でした。 しかし、最短の日数での入院開始できるよう調整してもらった関係で、豪華な個室しか空いてなく... -
重粒子線治療/入院前にやったこと/良かったこと
①重粒子線治療までのこと先日、重粒子線治療をすると決めた当日に歯を3本抜いたと書きました。 今回は、その他にも入院前にした検査等お話ししようと思います。 3日連続で病院に通いました。 やった事はこんな感じ… 9月7日…重粒子線治療決断、その後歯科治療 9月8日…CT撮影 9月9日…MRI撮影・固定具の型取り 【固定具の型取りについて/マウスピース作成】 型取りは私がやったわけではないので表現が難しかった為タケさんのブログから引用しました。 重粒子線照射ではわずかな照射位置のズレも許されないそうで、そのため「固定具」を作り... -
重粒子線治療314万円捻出する/後悔したこと
①重粒子線治療までのことタケさんの癌を治すための手段は2つ 眼球ごとごっそりと癌を取り除く手術をする重粒子線治療をする 選択肢は二つと言いながら、実際のところは一つのようなものでした。 【重粒子線治療 自費314万円 後悔その①】 ひとつ目はなんと言っても医療保険に先進医療特約を付けなかったこと。 先進医療とは、「治療効果が高い」「体に優しい」「回復が早い」など、これまでにはなかったメリットを持つ医療技術です。がんなどを外科手術せずに治療する技術や、一度は失ってしまった体の機能を取り戻す技術など様々な... -
腺様嚢胞癌(上顎洞癌)の夫タケさんの検査画像/私が後悔していること
①重粒子線治療までのことこの頃の千葉県はもう冬?と思うくらい寒かったかと思えば、昼間は汗ばむ陽気だったり…と気温の変化に身体が追いついてきません。 家事代行スタッフとしてはこの時期は服装に要注意です。急に寒くなってきてお客様宅は暖房を入れ始めるタイミング。 お客様はあまり動かないので寒いのですが、私は動き続けているので、体感温度にかなりの差があるんです。 この頃は毎日汗だくですよ。汗が目に入ってしみるしみる…。 今の時期、半袖に上着がちょうど良いです。直前に上着を脱いで入室です。 【タケさんの検査画像】... -
重粒子線治療 最初の洗礼
①重粒子線治療までのこと午前9時過ぎに重粒子線治療ができる病院に到着して、重粒子線治療をやると決めたのが10時過ぎくらいだった気がします。 やると決めた後、最短の日数で治療が開始できるようにしたいと伝えました。 最短のスケジュールを組んでもらって、今日のうちにできる検査をやる事になり、午前中のうちにいくつか検査。 午後から歯科の診察が入れてもらったのでお昼は病院内の食堂へ。 これから起きる苦行など知りもしない私たちは呑気に「美味しいね〜」なんて言いながら食べました。 歯科の診察がこんなに恐ろしいものだっ... -
重粒子線治療を始めるまで
①重粒子線治療までのこと2016年9月7日。大学病院からの紹介状を持って重粒子線治療ができる施設へ。これで4つ目の病院。まだ治療は何も出来ていません。 朝9時過ぎに到着。自宅から車で1時間ほど。調べてみたら2022年現在でも日本に重粒子線治療ができる施設は6つしかありません。泊まりがけで通院する人もいるとの事。近くにあったのはとてもラッキーな事のようでした。 初診の受付をタケさんがしている間、私は椅子に座って辺りをぼんやり見ていました。 人は何人もいるのだけれどゴミゴミしている感じは無く、ここは病院なんだろうか?... -
夫がステージⅣの癌だと分かるまで 妻の私が何を思っていたか
①重粒子線治療までのことタケさんは社員数名の小さなITのソフトハウスの経営者。自宅から車で10分のアパートの一室に月曜から金曜までパカラさんと一緒に毎日通います。 ゴボさんが小学生でサッカーを始めたのをきっかけに少年サッカーのコーチになり(もちろん無給ですよ)、ゴボさんが卒業後もコーチを続けていました。 平日は遅くまで仕事、土日祝日は少年サッカーのコーチ。家族で出かけるのは数えるほどでそれが当たり前の生活でした。時々4人で夜ご飯を食べに出かけるのが唯一と言っていいくらいのお出掛けパターンだったかな。 夫... -
大学病院での検査・診断/重粒子線治療という名前を初めて知った日
①重粒子線治療までのこと近所の大学病院(家から車で15分)から最短の日程調整をしてもらって8月26日、大きな大学病院(家から車で1時間)へ。 初診で担当医との問診後から連続で検査検査。その間タケさんは何度も仕事を抜けて病院に通います。 混んでいて大学病院だと随分先になってしまう検査はその専門施設に行ったり・・・と、とにかく最短で治療が始められるように急ぎました。 9月5日、検査がひと通り終わって、担当医ではなく教授から検査結果についての話があり、夫婦で話を聞きに行きました。 最初に手渡された病状の説明につい... -
腺様嚢胞癌と診断されるまで②
①重粒子線治療までのことタケさんと2人で近所の大学病院に行ったのはそれから数日後のこと。 あ、ちなみに禁煙禁酒宣言はこの時既に破られていました(笑)そりゃそうですよ。こんな大きなストレスに晒されているのに解消するものを取り上げたら病気になっちゃいますよ。 8月22日CT検査。翌23日、診察室に夫婦で通されました。 上顎洞に間違いなく癌がある事。腺様嚢胞癌という珍しいタイプの癌である事。この病院では治療はできないので大きな大学病院を紹介するのでそこで診てもらってくださいとの事。 最短の日程を調整してもらい診察室...