抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年間の口の中の変化

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2020年5月、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、夫タケさんは抗がん剤『パクリタキセル』投与を開始しました。

今までは抗がん剤の副作用のことを書きました。

投与中の副作用もとても辛く苦しいものでしたが、投与中、口の中も少しずつ変化していきました。

今回は投与開始後から半年間の口の中がどう変化したか書いていきます。

※このあと、口の中の写真がたくさん出てきます。苦手な方はスルーしてくださいね。

目次

上顎洞癌(腺様嚢胞癌)口の中の変化

重粒子線治療の後、再発して左上顎全摘の手術を受けたタケさんでしたが、重粒子線治療の影響もあり、術後の患部の治りが良くなくて、骨の上に上手く皮膚が乗らない状態だと医師から言われていました。

投与開始から2ヶ月。

前歯があった場所の少し奥。上顎の皮膚が無くなって骨が見えるようになってきました。

投与から3ヶ月。

奥歯の上、上顎の骨が剥き出しになってきました。

反対側は切除して歯がありませんから、この状態でもこの歯を使わないと食事ができませんでした。

同じく3ヶ月の頃。

前の月に骨が剥き出しになった場所が穴が空きはじめました。

4ヶ月の頃の写真。

日々痛みと闘っていました。

医療用麻薬の効果は?

4ヶ月目のこの頃から、痛み止めの飲み薬(ロキソニン+カロナール)に加えて医療用麻薬(オプソ内服液、フェントステープ)が処方されるようになりました。

フェントステープは入浴後鎖骨の下あたりに貼り付けて、翌日の入浴前に剥がして、入浴後にまた貼り付けました。

これが痛みのコントロールのベースです。最初は小さなテープでしたが、痛みに応じて少しづつテープが大きくなっていきました。

それでも痛い時にオプソ内服液を使います。

液体の入ったスティック状になっていて、水も必要なくすぐに服用できるので、痛い時にすぐ飲めます。

これは速効性があって、「すぐに痛みが楽になる」と言っていました。

タケさんは主に食事の直前に服用していましたね。(少しでも痛み無く食べたいから)

医療用麻薬』という響きから、最初はどうしても使う事を躊躇してしまいがちでしたが、

「フェントスはまだまだいくらでも増やせるから、今はまだまだ小さいテープだから辛かったら2枚貼ったって大丈夫」

「オプソは痛い時は気にせず何回でもすぐ服用して大丈夫。なんなら2本まとめて飲んでもいいから」

と言ってくれた主治医と薬剤師さんの言葉で安心したのを覚えています。

こうやって口の中はこの先もどんどん悪化していきます。(それはまた次の機会に)

『痛みを抱えながらどうやって食べるか』

薬の調整』と『食事の工夫』を試行錯誤しながら、折り合いをつけながらの日々でした。

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