夫タケさんは上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発の為、2020年3月4日、抗がん剤『ニボルマブ(オプチーボ)』の投与を開始しました。
なぜニボルマブを投与する選択をしたのかはこちら
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『ニボルマブ』と『オプジーボ』は同じものです。商品名がオプジーボ。たぶんオプジーボの方が流通している名前なのだと思うので、この先はオプジーボと書いていきます。
効果がある限りは一生続けられるハズだったオプジーボですが、タケさんは5回投与して終了しました。
4回の投与が終わり、5回目の時に検査をして、タケさんには効果が無いと結果が出たからです。
オプチーボ投与/当日の流れ
オプジーボは通院で投与できました。
2週間に一回の通院をしていました。
240mlの点滴。投与自体は40分ほどで終了です。
病院に着いてから投与終了までの流れ
・採血室で採血
・(耳鼻科の待合で)酸素飽和度/体温/血圧/体重の計測
・耳鼻科診察
・点滴室で順番待ち
・オプジーボ投与
とにかく点滴室での順番待ちが長くて…1時間以上待つのも当たり前。
投与自体は40分ほどですが、諸々でけっこう時間がかかるので、朝家から真っ直ぐ病院に向かっても終わるのは昼過ぎだったと思います。タケさんはそこから会社に行って仕事スタートという感じでした。
オプジーボの副作用
一般的な抗がん剤よりも副作用が少ないと医師から聞かされていたオプジーボでしたが、『医師の言った通り』という印象でした。
タケさんが副作用だと感じた自覚症状は…
多少の倦怠感だけでした。
投与回数5回だけでしたから、軽く済んだという事もあると思います。
オプジーボ投与に関する同意書に書いてあった副作用
・薬剤による過剰反応
・食欲不振/全身倦怠感
・心臓/肺/肝臓/腎臓/膀胱などの臓器障害
・甲状腺/糖尿病
・末梢神経障害(しびれや異常感覚など)
オプジーボ投与にかかった医療費
オプジーボ計5回投与でかかった医療費(検査代含む)
345,824円
でした。
一回69,164円の計算になります。
(実際には『高額療養費制度』で一定額以上の支払い分は健康保険組合から後に戻ってきています)
タケさんがオプジーボ投与しながら気にかけていたこと
タケさんがオプジーボ投与に大いに期待しながらも、気にかけていたことがこの高額な医療費です。
高額療養費制度で後から戻ってくるとはいえ、全額ではありません。
タケさんのブログにはこう書かれています。
とにかく家族に対して経済的負担を負わせる事は悲しい事です。
仮にガンで命を終えるとしても、1円でも多く家族に残したいという思いもあります。自分が病気になるわけがないと思って、保険についてきちんと考えていなかったことを後悔しています。
保険に入る事、保険を1年に1度見直す事、とても重要だと思います。
タケさんのブログより引用
今までは入院したら入院給付金、手術したら手術給付金が加入している保険から支払われました。
でも入院も手術もしない、通院での高額な治療に対応する保険には加入していませんでした。
通院の度に毎回支払う高額な医療費。効果が続く限りこの先ずっと支払い続けるのか?とタケさんの心を苦しめていたのは確かです。
オプジーボが効いていなかった
オプジーボの効果については
・人によって効く人もいれば全く効かない人もいて、やってみなければ分からない
・癌が小さくなる人2割くらい、現状維持できる人半分くらい
そう説明されていて、十分理解して臨んだこのオプジーボでしたが、人間なんて勝手なもので、いつも都合の良い方に良い方に考えてしまいます。
自分は大丈夫。きっと効果があるはず。
タケさんも私もそう思っていました。
5回目投与の前に検査をして、投与が終わったらいつものように会社に向かったタケさん。
会社に着くなり主治医からタケさんに電話がかかってきました。
『癌が大きくなっているのでオプジーボは効いていないと思われる』
『今後の治療を相談したいので早めに来てほしい』
主治医が外来にいる日で一番早い日を予約しました。
※抗がん剤の効果・副作用は人それぞれです。また同じ抗がん剤でも投与の回数によっても出る副作用は変わってきたりもします。「こんな症状の人がいるんだなあ」というくらいの感覚で読んでくださると嬉しいです。
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