2021年4月、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、今まで使用していた抗がん剤を『パクリタキセル』から『TS-1』に変更した夫タケさん。
今日はTSー1を服用していた6ヶ月間のこと。
通院時の流れ、薬のこと、そして医療費のことを書いていきます。
通院時の1日の流れ
『TS-1』は飲み薬の抗がん剤です。
今までの抗がん剤は点滴でしたから、病院の滞在時間は血液検査→診察→点滴で合計3〜5時間。
それが飲み薬になったので、単純に点滴の時間がなくなるので、滞在時間は2時間ほどとぐっと少なくなりました。
『TS-1』の飲み方は?
主治医が「普通の飲み薬の何ら変わらない」と言った通り、ただの飲み薬。
ちょっと違うのはアルミ製のような袋に入っていて、その袋を開けたらなるべく早く服用してくださいというような事が書いてあったので、通常の薬よりも使用期限が短い薬なのかな?と感じました(個人の見解です)
朝晩3錠ずつ、1日6錠。一日服用したら翌日はお休み。
この1日おきという飲み方が薬の仕分け作業を担っていた私としては、慣れるまで時間がかかって困った事でした。
(タケさんがパクリタキセルの副作用『末梢神経障害』で指先の痺れで細かい作業ができなくなってから、薬の仕分けは私の役割になっていました)
朝昼晩ごとに小さなジッパー袋に入れるのですが、今日が飲む日なのか飲まない日なのかが分からなくなるのです。
ジッパー袋の中に日付を書いた紙を入れる事で飲み間違いを防ぐということに落ち着きました。
通院費の変化は?
パクリタキセルを点滴していた時は週一回で8000円前後かかっていました(検査が無い時)。
そう考えると1ヶ月で約35000円くらいになるでしょうか。
TSー1になってからは1ヶ月2500円ほど(検査が無い時)
通院費的にはずいぶんと楽になったと感じました。
家計を圧迫する薬代
パクリタキセルの副作用と、上顎の骨が露出するようになった事での口の中の痛みで、TSー1に抗がん剤を替えた頃には薬の量が膨大になっていました。
医療用麻薬を使用するようになってからは特に薬代が膨れ上がって、多い時で1ヶ月30,000円近くに。
毎回薬局に行くのが怖かったです。今回は幾ら支払わなければいけないのかと。
TSー1に替えてから、トータルでは金銭的に楽にはなったものの、『楽』と体感で感じるほど楽にはなっていませんでした。
…というのも、タケさんが加入していた健康保険組合には独自の給付金制度があって、窓口負担の医療費25,000円を超えた部分に関しては後日返金されるのですが、薬代に関しては対象ではなかったのです。
毎月毎月の医療費に頭を悩ませていました。
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