抗がん剤『TS-1』服用中の6ヶ月間のこと③/口の中の変化

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2021年4月から10月までの6ヶ月間、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発のため、抗がん剤『TS-1』を服用していた夫タケさん。

今回はその6ヶ月間の口の中がどう変化していったのかを書いていきます。

※術後から変化していく口の写真があります。苦手な方はスキップしてくださいね。

目次

2019年9月、左上顎が無くなった

2019年9月、タケさんは左上顎全摘術を受けました。

残った歯は右の奥歯5本だけ。

他の歯は上顎ごと切除して、代わりに太ももの皮膚を移植しました(皮弁)。

歯が揃っているというのは当たり前のことで、無くなるとどうなるかなんて考えてもみませんでした。

歯が無くなると少しずつ歯並びも変化して、前歯側にせり出すようになってきます。自由になれる方に動いて行くのですね、きっと。

唇も変化していきます。

歯が無いので口の中側に入って行くので唇が薄くなっていく感じに見えました。

(入れ歯のおばあちゃんが、入れ歯が無いと口がすぼまっている…そんな感じ)

『TS-1』投与開始の頃

痛くて辛かったこと

この頃辛かったのは

①左の唇が歯がない事で内側に入り込んでいく

②残った歯が前側にせり出していく

この事で切除した前歯側の上顎骨が中に入り込んでいく唇の内側に当たるのが痛かった事です。

痛くて痛くて、唇と歯の間に薬を含ませたガーゼを挟んでいました。

歯が抜けた

重粒子線治療の影響なのか、上顎の皮膚が少しずつ無くなっていって、だんだんと骨が剥き出しになっていきました。

そんなある日、前歯に一番近い歯がポロッと抜けました。

唇の中側に当たって一番痛い場所。抜けたすぐは「痛みが和らいだ」と言ったタケさんでしたが、抜けた後、通常ならば皮膚が塞いでくれるのでしょうが、その皮膚が無いタケさんはすぐに猛烈な痛みに襲われました。

数日何も食べれないほどの痛み。

側で見ているのが辛かったです。

上顎骨が唇の皮膚を突き破る

痛みに耐えながら生活していたタケさん。

ある日こんな事を言いました。

「ずっと当たって痛い骨が唇にめり込んでいる」と。

「まさかそんな事は無いでしょう」と思った私。あまりに痛くてそんな気分になっているだけだと思っていました。

でもそれは事実でした。

だんだんと上顎骨が唇を突き破って前にせり出してきたんです。

ますます左の唇は口の中側に入り込んでいきます。

上顎骨が唇を突き破り露出するようになっていきました。

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