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夫タケさんが『カルボプラチン+フルオロウラシル療法』を始めるまでのこと②
② 上顎全摘までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発で左上顎全摘術を受けたタケさん。 2020年1月末の検査で右上顎の奥に癌が出来ていること、そしてリンパ節への転移が確定しました。 【今後の治療の選択肢は2つ】 今後の治療の選択肢は大きく分けて2つでした。 ①重粒子線治療 ②抗がん剤治療 重粒子線治療の病院、大学病院、それぞれの主治医の説明を聞きました。 重粒子線治療の主治医の話 ・重粒子線治療をやったからといって、必ず良い結果になるとは限らない。 ・重粒子線治療をやっても病気は一時落ち着いて進行を抑えられるかも... -
夫タケさんが『カルボプラチン+フルオロウラシル療法』を始めるまでのこと①
② 上顎全摘までのこと夫タケさんが左上顎全摘術を受けて退院したのが2019年10月11日。 そして2020年2月18日、抗がん剤CBDCA+5FU(カルボプラチン+フルオロウラシル療法)投与のため6日間入院することになります。 その抗がん剤投与の治療をすることになるまでの約4ヶ月間のタケさんの病気にどんな変化があったのか書いていきます。 【リンパ節転移の可能性】 手術が決まった後の検査でリンパ節転移の可能性があることが分かっていたのですが、PET検査や追加で行った検査でもはっきりと癌である確証は得られなかっ... -
左上顎全摘術の後のこと/夫タケさんの身体の変化/後悔していること
② 上顎全摘までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発により、左上顎全摘術を受けた夫タケさんが2019年10月11日、43日間の入院を経て退院しました。 今回はその退院後のタケさんの身体の変化について書こうと思ったのですが… 書こうと思って思い出そうとしたんですけどこの時期の事はほとんど思い出せない(汗) 人間の記憶というのは恐ろしいもので、大変だった事も時間が経つと強烈な記憶のみ残って、あとは段々と月日が経つごとに忘れていくものなんですよね。 だから人間は生きてゆく事ができるのだと聞きますね。確かに大... -
左上顎全摘術当日
② 上顎全摘までのこと2019年9月3日、手術当日 パカラさんは仕事だったので私とゴボさん2人で病院へ向かいました。到着は7時頃。 手術の予定時間は10時間くらいと聞かされていました。順調に進めば18時頃には終わるだろうと思っていました。 【手術室に入るまで】 声がかかって手術室へは3人で向かいました。3人で歩いてエレベーターに乗って、手術室の前まで。 「行ってらっしゃい」 「行ってきます」 「頑張って」 「イタリア人みたいなイケメンになってくるわ」 そんな普通にちょっと笑って会話をして別れました。 【タケさん... -
重粒子線治療/まとめ
①重粒子線治療までのこと重粒子線治療に関しての体験記だけを知りたいと思う方もいらっしゃるかなと思ったので、夫タケさんの重粒子線治療に関する今まで私が書いた記事をまとめました。 ①なぜ重粒子線治療という治療が選択肢に入ってきたのか ②重粒子線治療ができる病院へ。初診で治療を決断するまで ③重粒子線治療を決めた後にしなければならなかった最初の苦痛について ④重粒子線治療の治療費314万円について ⑤入院前にやったことについて ⑥重粒子線治療の入院生活の1日の流れについて ⑦入院中から起こった重粒子線治療の副作用に... -
重粒子線治療の後遺症/再発までの3年間/後悔していること
①重粒子線治療までのこと2016年11月11日、53日間の入院を経て退院しました。 退院当日から職場に直行したタケさんですが、退院してしばらくは体力がもたないようで、仕事から帰宅した時には精魂尽き果てたという風貌で、すぐに泥のように眠るという感じでした。 体力が戻るまでかなりの時間がかかったように記憶しています。 でも体力が戻ってきてからは、照射部位以外は元のように元気になりました。 平日は一日仕事して、土日は少年サッカーのコーチ。 病気になる前と変わらない生活。酒も豪快に楽しく飲むし、タバコも吸う。 ... -
重粒子線治療/53日間の入院費/医療保険について思うこと
①重粒子線治療までのこと今日は31回目の結婚記念日です。 タケさんが亡くなって初めての結婚記念日。数日前から今日の事を想像するだけで寂しくなってしまうので思い出さないようにしていました。 昨日はパカラさんがお祝いのビールを買ってくれたので、仏壇前で乾杯して、しばしタケさんと会話(泣きました)。 今朝はビールとたい焼きを持って墓参り。 今日も真新しいお花が供えられていたので、私が持ってきたお花とドッキングさせてもらいました。 私が行かなくても誰かがお墓参りしてくれていて、タケさん、嬉しかったよね。本当に有... -
重粒子線治療/入院中に起こった副作用[腺様嚢胞癌・上顎洞癌]
①重粒子線治療までのことタケさんの入院期間は53日間。 重粒子線治療16回終えるまでで30日間。 残りの23日間は薬を使い、重粒子線治療による副作用が軽減するのをただただ待つという感じでした。 ここからは私の記憶と、タケさんのブログやSNSを辿ってお伝えしていきますね。 【重粒子線治療の照射部位】 タケさんが重粒子線を当てた場所はこんな感じ。 ※タケさんのブログより抜き出しました 治療前から医師に言われていた外見の副作用(入院中・入院後に関わらずずっと) ①皮膚が日焼けをしたようになる 入院中は特に酷い日焼け状態。真... -
重粒子線治療/入院生活/1日の流れ
①重粒子線治療までのこと重粒子線治療のため2016年9月20日、タケさんは入院しました。 実際に重粒子線を当てる治療室に入っている時間は一日のうちの20〜30分ほど。 その他、検査や歯科受診などありますが、1日のほとんどは病室で過ごします。 タケさんのようなIT系の職種はデスクワークでリモートで仕事ができるので、個室にパソコンなど仕事道具一式持ち込んで社長不在のダメージを最小限に抑えることができたのは有り難い事でした。 しかし、最短の日数での入院開始できるよう調整してもらった関係で、豪華な個室しか空いてなく... -
重粒子線治療/入院前にやったこと/良かったこと
①重粒子線治療までのこと先日、重粒子線治療をすると決めた当日に歯を3本抜いたと書きました。 今回は、その他にも入院前にした検査等お話ししようと思います。 3日連続で病院に通いました。 やった事はこんな感じ… 9月7日…重粒子線治療決断、その後歯科治療 9月8日…CT撮影 9月9日…MRI撮影・固定具の型取り 【固定具の型取りについて/マウスピース作成】 型取りは私がやったわけではないので表現が難しかった為タケさんのブログから引用しました。 重粒子線照射ではわずかな照射位置のズレも許されないそうで、そのため「固定具」を作り...
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