上顎洞癌– tag –
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『パクリタキセル』から『TS-1』へ/抗がん剤の変更
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発の為、パクリタキセルを11ヶ月間(計38回)投与してきましたが、2021年4月、主治医にパクリタキセルの投与を中止したいと話をしました。 【主治医の話】 既にパクリタキセルの副作用が辛いと投与を前の週にスキップ(抗がん剤投与をお休みするすること)していて、やめた場合に次にどんな治療があるのか確認をしていました。 体力がかなり落ちている事から選択肢は『TS-1』という飲み薬の抗がん剤が今のベストであろうとの事でした。 TSー1という飲み薬タイプの抗がん剤に... -
抗がん剤『パクリタキセル』中止の決断/妻の私がたった一度だけ治療について口を出したこと
⑤パクリタキセル投与までのこと2021年4月は夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発で、抗がん剤『パクリタキセル』投与を始めてもうじき一年になるという頃。 癌は少し大きくなってはいたものの、急速に大きくなる事は無く、明らかに『パクリタキセルを投与しているおかげで癌の進行を抑えられている』そんな状態でした。 それと同時に副作用もどんどん辛くなってきていて、身体は問題なく元気だったタケさんが、車椅子生活になり、体力の消耗が激しくて寝ている時間が長くなり、仕事も這うようにギリギリなんとかやっている、そんな感じでし... -
上顎骨が剥き出しになった口の中/助けてくれた薬
⑤パクリタキセル投与までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)が少しずつ進行し、口の中も状態も少しずつ悪化していった夫タケさん。 前歯から左奥歯までゴソッと上顎骨ごと手術で切除したのですが、 歯が無くなった事で唇が口の中側に入っていくようになって(入れ歯のおばあちゃんの口がすぼむような感じに近いイメージです) 右に残った前歯側の歯と骨が、前歯のあった部分の内側の粘膜に当たって炎症を起こして、食べる時、喋る時に痛みを強く感じるようになっていました。 食べる時ももちろん痛い。 それに加えて、喋る時、 特にタケさんは在宅で... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与が限界だと感じた理由
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが抗がん剤『パクリタキセル』の投与を始めたのが2020年5月でした。 2ヶ月後の2020年7月、投与を始めて最初の検査で癌の縮小が確認されて、『腺様嚢胞癌に抗がん剤は効かないという常識を覆す事が出来るかもしれない』と一筋の光が差し込んできたような、苦労が報われたような、そんな気分になりました。 投与開始から半年後の検査で、癌が大きくなっている場所がある事が分かりました。 落胆したのはもちろんですが、タケさんはスキップ(抗がん剤をお休みすること)を何度かした事が原因だと自分を追... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年/癌大きくなる/主治医との面談
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、抗がん剤『パクリタキセル』投与を開始して半年経った頃。 2020年11月の検査で癌が大きくなっている事を主治医からの電話で知らされました。 翌週、今後の治療について主治医と私達夫婦とで面談しました。 【癌の現状について】 最初に今回の検査結果について説明がありました。 ・右上顎にある癌が約3ミリ大きくなっている ・転移したリンパ節の腫れについては大きさは変わってない。 ・他への転移も確認されていない 【主治医の見解】 ・大きくなっていると思わ... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年後/癌が大きくなる
⑤パクリタキセル投与までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、2020年5月、抗がん剤『パクリタキセル』の投与を始めた夫タケさん。 『腺様嚢胞癌に効く抗がん剤はこの世には無い』と言われ、納得した上で始めた治療でしたが、2ヶ月後の検査結果では癌の縮小が確認されました。 それはもう私達家族にとってとても嬉しい結果で、『辛い副作用を耐えながらも続けてきて良かった』と心底思った日になりました。 更に2ヶ月後の次の検査では、縮小は見られないが大きくもなっていないという結果で、パクリタキセルをこのまま継続する事になりまし... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年間の口の中の変化
⑤パクリタキセル投与までのこと2020年5月、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、夫タケさんは抗がん剤『パクリタキセル』投与を開始しました。 今までは抗がん剤の副作用のことを書きました。 投与中の副作用もとても辛く苦しいものでしたが、投与中、口の中も少しずつ変化していきました。 今回は投与開始後から半年間の口の中がどう変化したか書いていきます。 ※このあと、口の中の写真がたくさん出てきます。苦手な方はスルーしてくださいね。 【上顎洞癌(腺様嚢胞癌)口の中の変化】 重粒子線治療の後、再発して左上顎全摘の手術を受けたタ... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与の日常/夫タケさんに謝りたいこと
⑤パクリタキセル投与までのこと抗がん剤『パクリタキセル』を週に一度投与するようになって、夫タケさんは色々な副作用に悩まされることになりました。 特に辛かったのが末梢神経障害です。 少しずつ少しずつその症状は進行していきました。 最終的には寝たきりになる直前まで症状は悪化していきましたが、 最初は痺れや冷えといった自覚症状のみで、日常生活に支障が出るようなことはありませんでした。 でも日常生活に支障が無いといってもタケさん本人はとても辛くて… 痺れて冷たくて… なんとかしてあげたくて始めたのがマッサージでした。 ... -
『パクリタキセル』投与開始後初めてのMRI/癌の縮小
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさん。2020年5月から開始した抗がん剤『パクリタキセル』投与を始めて2ヶ月が経った7月8日、初のMRI検査をした結果を聞きに夫婦で病院に行きました。 この頃は既に副作用の『末梢神経障害』が深刻になってきていて、両膝から下の痛み・足首から下の冷えを主治医に話をしました。 末梢神経障害はパクリタキセルに起こりやすい症状で、それに対しては良い方法が無いとの事でした。 (この日はビタミンの薬と神経痛の薬が処方されました) 【MRI検査の結果】 「MRIの結果なんですけど、けっこう効いてると思い... -
抗がん剤『パクリタキセル』の副作用②/辛かった『末梢神経障害』
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんは上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、2020年5月13日から2021年3月31日まで、抗がん剤『パクリタキセル』を計38回投与しました。 パクリタキセルの副作用で一番辛かったのは末梢神経障害です。 【初期の頃】 最初の自覚症状は足が痺れる感じ。 タケさんいわく、『正座した後、足が痺れて「触るな〜!!」ってなるあの感じ』だそう。 触ると『靴下を何枚も履いた足を触っているような感覚だ』と言っていました。 感覚が鈍くて、とにかく足が冷たく感じると。 段々とその感覚は強くなっていって、7月だと...