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『車椅子散歩』の障害/抗がん剤『TS-1』服用中の6ヶ月間のこと⑧
⑥TSー1までのこと夫タケさんが苦しんだ、抗がん剤パクリタキセルの副作用からくる『末梢神経障害』で歩くのがままならなくなって、車椅子を購入しました。 その頃はまだ、介護保険サービスを利用できないと思い込んでいて、ネットで購入した3万円台のいわゆる『お手頃価格』品でした。 選んだ基準は… ①部屋から車椅子で出入りできるよう、ドアの幅より小さいものであること ②値段が手頃であること の2点でした。 でも届いた車椅子は体重が70キロ超えのタケさんにはちょっと頼りない感じ。『体重が重すぎて取りまわしが悪い』とい... -
通院時のデート/抗がん剤『TS-1』服用中の6ヶ月間のこと⑦
⑥TSー1までのこと夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、抗がん剤『パクリタキセル』を投与するようになった事がキッカケで、通院時に送り迎えが必要になりました。 (パクリタキセルにはアルコールが含まれていて車の運転ができなくなったため) パクリタキセル投与の頃は1週間に一度。飲み薬のTS-1になってからは1ヶ月に一度。 10時頃家を出て、帰宅するのは早くて14時、遅い時は19時頃になることも。 【通院ドライブ】 お互い別々のやりたい事をやっていた私達家族だったので、家族で出かけることはあっても夫婦2人で... -
『パクリタキセル』投与開始から半年後/教え子の試合観戦/急な体調不良
⑤パクリタキセル投与までのこと2020年10月のこと。 2020年10月と言えば、抗がん剤『パクリタキセル』の投与を始めて半年経つ頃。 その日は2台ある車が、点検で1台も家に無かったのだけれど、どこに出掛ける予定も無いから特に問題無いだろうと呑気に過ごしていました。 そんな日、夫タケさんが急に『元教え子達のサッカーの試合があって見にきて欲しいとLINEが来た』とのこと。 グラウンドまでは家から大人の足なら徒歩5分。 その頃のタケさんは副作用の末梢神経障害が進行していて、『杖を使って介助があればなんとか歩ける』という状態。 悩ん... -
抗がん剤『TS-1』服用中の6ヶ月間のこと①
⑥TSー1までのこと2021年4月、夫タケさんは上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、抗がん剤『TS-1』の服用を始めました。 今日は服用の中止を主治医に宣告されるまでの6ヶ月間の事を書いていきます。 【タケさんに起こった抗がん剤『TS-1』の副作用】 主治医から伝えられていた『TS-1』の副作用は… ・貧血 ・下痢 ・口内炎 ・食欲が落ちる ・気持ち悪くなる というものでした。 この中で私が一番心配していたのは下痢でした。 というのも、抗がん剤『パクリタキセル』を投与の副作用『末梢神経障害』と、癌によると思われる体力消耗で... -
抗がん剤『パクリタキセル』まとめ
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが抗がん剤『パクリタキセル』投与を決めたのは、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発がきっかけでした。 2020年5月から2021年4月まで。投与期間約11ヶ月。計38回の投与でした。 【1.ニボルマブ(オプジーボ)が効いていない!!】 一縷の望みをかけて選んだニボルマブ(オプジーボ)でしたが効いていない事が分かりました。 提示された今後の治療の選択肢について。 【2.今後の治療の選択肢についての詳細】 今後の治療の選択肢について主治医と面談した時の話。 選択肢にあがった治療の主治医の説明と、パク... -
副作用が治らない/抗がん剤『パクリタキセル』をやめた後に初めて知ったこと
⑤パクリタキセル投与までのこと2021年4月、上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、抗がん剤を『パクリタキセル』から『TS-1』に変更した夫タケさん。 パクリタキセルの副作用で身体の限界を感じ変更したのです。 私達夫婦は抗がん剤をやめたら身体はいずれ元に(パクリタキセルを投与する前の身体)に戻ると思っていました。 時間はかかっても段々と戻っていくだろうと。 それが当たり前だと思っていたし、それを疑うことなんて全く考えすらしなかったんです。 だからこそ、身体と心がギリギリになる所まで必死に頑張ってきました。 【『パクリタキ... -
抗がん剤『パクリタキセル』中止の決断/妻の私がたった一度だけ治療について口を出したこと
⑤パクリタキセル投与までのこと2021年4月は夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発で、抗がん剤『パクリタキセル』投与を始めてもうじき一年になるという頃。 癌は少し大きくなってはいたものの、急速に大きくなる事は無く、明らかに『パクリタキセルを投与しているおかげで癌の進行を抑えられている』そんな状態でした。 それと同時に副作用もどんどん辛くなってきていて、身体は問題なく元気だったタケさんが、車椅子生活になり、体力の消耗が激しくて寝ている時間が長くなり、仕事も這うようにギリギリなんとかやっている、そんな感じでし... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与が限界だと感じた理由
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが抗がん剤『パクリタキセル』の投与を始めたのが2020年5月でした。 2ヶ月後の2020年7月、投与を始めて最初の検査で癌の縮小が確認されて、『腺様嚢胞癌に抗がん剤は効かないという常識を覆す事が出来るかもしれない』と一筋の光が差し込んできたような、苦労が報われたような、そんな気分になりました。 投与開始から半年後の検査で、癌が大きくなっている場所がある事が分かりました。 落胆したのはもちろんですが、タケさんはスキップ(抗がん剤をお休みすること)を何度かした事が原因だと自分を追... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年/癌大きくなる/主治医との面談
⑤パクリタキセル投与までのこと夫タケさんが上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、抗がん剤『パクリタキセル』投与を開始して半年経った頃。 2020年11月の検査で癌が大きくなっている事を主治医からの電話で知らされました。 翌週、今後の治療について主治医と私達夫婦とで面談しました。 【癌の現状について】 最初に今回の検査結果について説明がありました。 ・右上顎にある癌が約3ミリ大きくなっている ・転移したリンパ節の腫れについては大きさは変わってない。 ・他への転移も確認されていない 【主治医の見解】 ・大きくなっていると思わ... -
抗がん剤『パクリタキセル』投与開始から半年後/癌が大きくなる
⑤パクリタキセル投与までのこと上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、2020年5月、抗がん剤『パクリタキセル』の投与を始めた夫タケさん。 『腺様嚢胞癌に効く抗がん剤はこの世には無い』と言われ、納得した上で始めた治療でしたが、2ヶ月後の検査結果では癌の縮小が確認されました。 それはもう私達家族にとってとても嬉しい結果で、『辛い副作用を耐えながらも続けてきて良かった』と心底思った日になりました。 更に2ヶ月後の次の検査では、縮小は見られないが大きくもなっていないという結果で、パクリタキセルをこのまま継続する事になりまし...
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