上顎洞癌(腺様嚢胞癌)の再発のため、夫タケさんは抗がん剤『パクリタキセル』の投与を決めました。
2020年5月13日から2021年3月31日まで、約10ヶ月間。計38回投与しました。
同意書に書いてあった『起こりえる副作用』とは
パクリタキセルの投与の目的の欄には『根治』ではなく
・生存期間延長
・病勢制御
と書かれています。
パクリタキセルの副作用や合併症
プリントされた書類に二重丸や下線を手書きされた箇所に黄色の下線を付けました
早期に起こるもの
・薬剤による過敏反応
・食欲不振・全身倦怠感
・嘔気・嘔吐、下痢・便秘などの消化器症状
・口内炎などの粘膜障害・眼症状・皮膚障害
・心臓・肺・肝臓・腎臓・膀胱などの臓器障害
・血液毒性(白血球減少・好中球減少・赤血球減少・血小板減少)
・感染症・貧血症状(動悸・息切れなど)・出血症状
・末梢神経障害(しびれや異常感覚など)
・電解質異常(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム等)
・脱毛
遅れておこるもの
・しびれ・感覚障害・麻痺などの末梢神経障害
手足の指先の変化・皮膚の変化・爪の変化
・感染症(結核・真菌感染症など)
・性機能障害
・二次発癌
・骨粗しょう症・顎骨壊死などの骨関連合併症
知っておいていただきたいこと
タケさんにとって、このパクリタキセルの副作用はとても辛いものでした。
タケさん本人が一番辛く苦しい日々でしたし、それを見続け支え続けた私達家族にとってもです。
ただ、10ヶ月という期間パクリタキセルを投与し続けられたのは『効果があった』からです。
一時期は癌が小さくなった事が確認されましたし、その後も少し増大傾向にはなったものの、急速に大きくなるという事はありませんでした。
『腺様嚢胞癌に効く抗がん剤は無い』と言われている中、希望に繋がった事は確かです。
もうひとつ、抗がん剤の副作用は『人それぞれ違う』ということです。
実際に同意書に書かれていた副作用の項目全てがタケさんにも当てはまった訳ではありません。
今後私が書いていく副作用の症状はタケさんに起こったものです。皆がそうなる訳ではありません。
それを踏まえた上で、タケさんの症状を参考程度にお読みくださると嬉しいです。
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