昨日は皆既月食でしたね。
私は友人とLINEをしながら撮った写真を送り合いながら、皆既月食終了まで月を眺めていました。
欠け始めはレストランで、完全に隠れた時は家の外で、最後の方は2階のベランダで。
脚立に座り、ビールを飲みながら…(笑) 寒くて凍えそうになりましたよ。
月を1人で長いこと見上げているとなぜだか涙が勝手に溢れてきました。
考えるのはタケさんのこと。ただただ無性に会いたくなる…月のパワーって不思議。
「お墓を建てる」奮闘記
うちから一番近い市営墓園にタケさんのお墓はあります。
車で15分ほど。山の中にあるので静かで鳥の声が響きます。
お墓を建てると決めた記事はこちら
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普通の墓地の区域と芝生墓地の区域があって、タケさんのお墓は芝生墓地に決めました。
なぜ芝生墓地にしたのかというと…
- 圧迫感が無く、開けた感じが心地良かったこと
- 石が小さいので墓石代が安く上がりそうだと思ったこと
さて、ここから先は墓石選びになります。
この墓園はかなり高い割合で「お仏壇の○○○」が占めているとのこと。斎場からの割引もあるとの事だったので私もまず店舗に行ってきました。
当然そこで決めると思って行ってきたんですけど、なんだかピンとこないんです。
私のイメージではたくさんの選択肢の中から選ぶものだと思ってたんですけど、選択肢は無いに等しい。
うーん、なんだかなぁ…と思いながら、店を後にして、もう一度墓園に行ってみました。
普通の墓地にするか芝生墓地にするか悩んだ時に一度だけ墓園に来たんですけど、今回はどんな墓石があるのか、前回とは違った目線で見てきたんです。
芝生墓地の区画、全部見ました。たくさん歩いて足が痛くなりました(笑)
そこで分かったのは
芝生墓地は高さ制限があり、市営墓園ならではの規約があって個性が出しづらい
と言うこと。
所々にオッ?って感じるお墓があって、あとはみんな同じような形。
どんな基準で墓石を選んだか
なぜピンと来なかったのか?
それは、タケさんは「人と同じ」が何より嫌いだったから。
出会った頃から人と少し違う服装をしていて、流行りに乗るなんてことはしなかったんですよね。
「流行ってるならやらない」みたいな(笑)
タケさんらしいお墓を建てたいな
そう思いながら、私が考えつく事といったらネット検索くらい。
何日もかけてあれやこれやと検索していて、目に止まったお墓の写真。
鎌倉墓石さんの「紫陽花」というデザインのお墓でした。
(その写真を添付したかったのですが、勝手に写真を載せるのはアリ?ナシ?と悩み、分からないものは載せないことにしました)
違う色の石で3つ並んだ写真がすごく良くって。
無駄の無い直線的なデザインもすごく好み。
鎌倉墓石とは、創業以来400年以上の歴史をもつ石材店「石長」から生まれたブランドです
でもネットでお墓を選ぶって大丈夫なのかな?と悩みながらとりあえずカタログを送ってもらう事に。
墓石屋さんの熱い情熱
請求してからあっという間に届いたカタログを見て、大体の金額が知りたくて電話をしました。
担当の方、とても柔らかな物腰で私の質問に的確に答えてくださる。
概算の金額を提示してくれたのですが、「お仏壇の○○○」での金額より随分お安い。
「一度墓園でのお打ち合わせはいかがですか?」と。
わざわざ鎌倉からこっちの墓園まで来てくれると?
申し訳ないと思いながらもお願いすることに。
当日墓園に着いたら、既に担当の方は到着していて…
(周りに既に建っているお墓を絶対に触れず、説明する時は合掌してから)
この石は○○という石を使っていて…とその石の良いところ、悪いところ、石の値段・墓石の手入れ法など細かく説明してくれて。
とにかく誇りを持って仕事をしているのがガツンと伝わってくるのですよ。
きっと打ち合わせ開始時間より随分前に到着していて周りのお墓の下調べをしていたんだろうなぁ。
その担当の方の溢れる熱意を感じて、ここにお願いしたら安心だと思えたのが決め手でした。
石種選び/字体選び
さて石材店とデザインが決まったら、今度は石種選びと刻印する字体選びです。
周りには黒っぽい色のお墓が多かったので、黒以外で。
悩んで悩んでタケさんの両親のお墓と同じ石種(薄い灰色)にする事に。
タケさんのお母さんもきっと同じように悩んで決めたのだろうな。
字体はココナラで人気の書家さんにお願いすることにしました。
(この書家さんもとても良かったんです。これはまた別の機会に)
こうやって、一から悩んで悩んで決めたお墓。
きっちり期限通りに仕上げていただきました。
ここには私が続いて入る予定です。
正面の刻印、家名の他に大きく「笑」と入れました。
お参りに来てくれた方が笑顔で帰っていけますように。
タケさんの「笑え」っていう声が聞こえますように。
重粒子線治療・外科手術で開口障害となり、口を開けること、飲み込むことが難しくなってからずっとお世話になりました。タケさんの「食べる」という時間を助けてくれてありがとう。
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