2022年– date –
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左上顎全摘術当日
② 上顎全摘までのこと2019年9月3日、手術当日 パカラさんは仕事だったので私とゴボさん2人で病院へ向かいました。到着は7時頃。 手術の予定時間は10時間くらいと聞かされていました。順調に進めば18時頃には終わるだろうと思っていました。 【手術室に入るまで】 声がかかって手術室へは3人で向かいました。3人で歩いてエレベーターに乗って、手術室の前まで。 「行ってらっしゃい」 「行ってきます」 「頑張って」 「イタリア人みたいなイケメンになってくるわ」 そんな普通にちょっと笑って会話をして別れました。 【タケさん... -
ハッピーバースデー、私
日々の雑記夫タケさんが亡くなって迎える初めての私の誕生日です。 もうすぐタケさんが亡くなって一年になろうとしています。 この一年は「タケさんが亡くなってから初めての○○」だらけです。 その度に寂しくてウルウルしている私です。 【タケさんがくれる誕生日プレゼント】 タケさんは毎年私の誕生日には何かしらプレゼントをくれました。 タケさん、自分があげたプレゼントを私が気に入っているか、チェックしているんですよ。 結婚したての頃くれたショルダーバッグは2〜3回しか使いませんでした。 結婚して30年経っ... -
癌再発/左上顎全摘術/入院生活のスタート
② 上顎全摘までのこと2019年8月30日、左上顎全摘の手術のため、タケさんは入院しました。 【腺様嚢胞癌/リンパ節転移の可能性】 手術が決まった後、入院前のMRI検査の後、急遽PET検査をやりました。手術箇所以外に腫瘍のようなものが見えると連絡が入ったからです。 実は先日ブログに書いた<病状と治療法の説明>の書類は入院時のもの。手術が決まる前の教授説明の時と比べると以下の部分が追加されています。 “右外側咽頭後リンパ節(ルビエールリンパ節)に腫脹がみられます。PET 検査を追加で行い評価しましたが、現... -
愛しのルンバちゃんが〜!!救世主ブラーバさん
日々の雑記我が家には2台のルンバがある。1階用と2階用にひとつずつ。 なんだかここのところ調子が悪かった2階のルンバちゃんがとうとう動かなくなってしまった。 うちのルンバは全てタケさんが小遣いで買ってくれたもの。 タケさんは「私が楽になるものだったら買いな」と言う。 買っていいと言ってくれるのは嬉しいけれど、家計を管理するのは私だ。悩んで悩んで悩んで結局買わない(笑) しびれを切らせたタケさんが、我が家初のルンバを買ってくれた。 その初代ルンバの調子が悪くなって修理に出す事になって、その間は掃... -
一生もの/手作りの温もり
日々の雑記少し前になりますが、“アートクラフトin市原“に行ってきました。 “手作り市“とでも言うのでしょうか。ハンドメイドの品が並ぶ市場といった感じ。 前回行ったのは3年前だったかな? ちょうど家族で“ポケモンGO“にどハマりしていた時期で、ポケモンがたくさん出没するスポットを探して出かけた公園で偶然開催されていたんです。 今年はパカラさんが一緒に行ってくれました。 私はとにかく即決が苦手。とことん吟味して気に入ったものだけを手に入れたいんです。 タケさんと出かけると結局ウィンドウショッピングだ... -
癌再発/教授説明
② 上顎全摘までのことサッカーW杯初戦、日本が勝ったそうですね。 毎回我が家は大騒ぎでテレビで観戦していました。 毎回タケさんが立ち上がって大喜びしたり、「今のハンドだろー」「オフサイドだろー」と文句言ったり、隣の部屋にいても試合がどんな展開になっているのか分かる感じ(笑) 昨日は見ようと思っても見れませんでした。テレビをつけたら無性に寂しくなってしまって。迷ったけれどテレビを消しました。 でもでも、心は「がんばれニッポン」です♪ 【癌再発】 2019年7月24日、再発の知らせを聞いたのは、仕事帰りの車... -
大阪へ/大会出場してきました
日々の雑記週末、大会出場のため大阪へ行ってきました。 今回は他愛もない旅行記でございます。 【全国大会に出場できる幸運】 この習いごと、かれこれ14年。我ながらよく続いていると感心します。 何度も怪我をしながら、タケさんの癌との最後の闘いの頃は長期でお休みしたりしながら何とか続けてこられたのは、とにかく楽しいから。人との繋がりに支えられながら生きていると実感できるから。 全国大会に出場できるのは、相方さんがいるから。指導してくださる方、応援してくれる方がいるから。 共に切磋琢磨する時間は... -
重粒子線治療/まとめ
①重粒子線治療までのこと重粒子線治療に関しての体験記だけを知りたいと思う方もいらっしゃるかなと思ったので、夫タケさんの重粒子線治療に関する今まで私が書いた記事をまとめました。 ①なぜ重粒子線治療という治療が選択肢に入ってきたのか ②重粒子線治療ができる病院へ。初診で治療を決断するまで ③重粒子線治療を決めた後にしなければならなかった最初の苦痛について ④重粒子線治療の治療費314万円について ⑤入院前にやったことについて ⑥重粒子線治療の入院生活の1日の流れについて ⑦入院中から起こった重粒子線治療の副作用に... -
重粒子線治療の後遺症/再発までの3年間/後悔していること
①重粒子線治療までのこと2016年11月11日、53日間の入院を経て退院しました。 退院当日から職場に直行したタケさんですが、退院してしばらくは体力がもたないようで、仕事から帰宅した時には精魂尽き果てたという風貌で、すぐに泥のように眠るという感じでした。 体力が戻るまでかなりの時間がかかったように記憶しています。 でも体力が戻ってきてからは、照射部位以外は元のように元気になりました。 平日は一日仕事して、土日は少年サッカーのコーチ。 病気になる前と変わらない生活。酒も豪快に楽しく飲むし、タバコも吸う。 ... -
重粒子線治療/53日間の入院費/医療保険について思うこと
①重粒子線治療までのこと今日は31回目の結婚記念日です。 タケさんが亡くなって初めての結婚記念日。数日前から今日の事を想像するだけで寂しくなってしまうので思い出さないようにしていました。 昨日はパカラさんがお祝いのビールを買ってくれたので、仏壇前で乾杯して、しばしタケさんと会話(泣きました)。 今朝はビールとたい焼きを持って墓参り。 今日も真新しいお花が供えられていたので、私が持ってきたお花とドッキングさせてもらいました。 私が行かなくても誰かがお墓参りしてくれていて、タケさん、嬉しかったよね。本当に有...