夫タケさんは上顎洞癌(腺様嚢胞癌)再発のため、2020年5月13日から2021年3月31日まで、抗がん剤『パクリタキセル』を計38回投与しました。
約10ヶ月の間、たくさんの副作用に悩まされました。
主治医の話では「若いし体力もあるので1ヶ月くらいは目立った副作用は無いと思いますよ」と言われていたのに、タケさんは早期からあれこれ副作用が出ました。
早期から起こった副作用
①脱毛
脱毛の副作用は起こるがツルツルになるというほどでは無いと主治医には言われていました。
しかーし、猛烈な脱毛スピードでした。ベッドや風呂場はもちろん、歩けば髪が落ちるほど。
どうにも日常生活に支障をきたすので、3回投与が終わった5月30日、自宅のウッドデッキに椅子を出してバリカンを使って髪を短くカットしました。
カット直後の写真。
生え際の方は毛が残っていますが、それ以外はうっすら残っている感じ。
(本来のタケさんは毛量がすごく多い人です)
その後も脱毛は続き、眉毛や鼻毛やすね毛など、身体中の毛という毛全部がほぼ無い状態になりました。
それはパクリタキセルの投与をやめるまでずっと続きました。
②便秘
猛烈な便秘に悩まされました。
便秘で便が硬くなってしまう事で、出したいのに出せない状態になってしまって、何時間もトイレから出て来れなくて、その度に私がドラッグストアに浣腸を買いに走るのですが、それでも出せない事も多くて、本当に苦しんでいました。
これは処方される飲み薬の量で調整していました。
この便秘の症状もパクリタキセルをやめるまで続き、最後の方は体力がなくなって、力むこと自体に力がなくなっていたので本当に大変でした。
③食欲不振
食欲が無くなり、『食べたい気にならない』という状態になりました。
これもムラがあり、全く食欲が無い時は「食べなきゃダメだ」と自分に言い聞かせて食べているようでした。
9月からは高カロリーの栄養剤の缶飲料が処方されるようになりました。
④尿が出にくくなる
尿が出にくくなって、排尿痛があって、膀胱炎のような症状に悩まされました。
これは一時的なもので、処方された薬を飲んだら治りました。
しばらくしてから起こった副作用
①末梢神経障害
これが最大の副作用です。書き始めたら長くなるので、また次回に書くことにします。
②血液系の数値の異常
本人の自覚症状はないものの、貧血・炎症反応など異常な数値になり、その度に薬を処方されました。
③下痢
猛烈な下痢に襲われる期間がありました。
トイレまで間に合わなくて服を汚してしまったり、寝ている間に気付かぬうちに出てしまっていて寝具を汚したり…
夜、私を起こして、一緒に後始末をしながらタケさんは「情けない」と言って泣いていました。
この時期から常にリハビリパンツを履くようになりました。
下痢と便秘を繰り返していました。
④発熱
パクリタキセル投与のその夜から、または翌日から丸一日くらい熱が出る、そんな時期がありました。
38度台が多かったような気がします。
次回は、タケさんと私達家族が一番苦しんだ末梢神経障害の副作用について書いていきます。
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