タケさんが旅立ってから9か月が経ちました。
最初はただただ手続きに追われる日々。人が亡くなったばかりだというのに役所は何を考えているんだと腹立たしい気さえしていました。タケさんは小さいけれど会社を経営していたので、そちらでも手続きがあれこれ必要で週に何度も役所に行っていた気がします。最初は「役所の陰謀か?」などとぼやいていた私もそのうちに「忙しくさせて遺族に寂しさを紛らわせる優しさなのかも」なんて思うようになったりして。
忙殺される期間がほんの少し落ち着いてきたあとは人と会うのが辛い日々。職場、趣味の場所、スーパーなどなど、会う人会う人が私と息子たちを心配してくださる。タケさんを思い出すだけで涙が出る状態なので、涙を見せずに話をするとカラ元気になる。それ以上話をすれば涙が止まらなくなるのが分かっているから。
手続きの山がほぼ片付き、タケさんが亡くなった後の初めましてで会う人がだいたいいなくなった今、一見平和で穏やかに過ぎる日々になりました。ふとした瞬間に涙スイッチが入るのは相変わらず。ふと流れる音楽、炊飯器の蓋を開けたとき、運転してるとき、「会いたいな」ひとりごと言っちゃったとき………
タケさんがブログを開設したりYouTubeをやろうとしていた話はプロフィールに書きましたが、今までの治療の説明などはタケさん大事に保管していました。きっと正確にお伝えしようとしていたんだと思います。
ひとつひとつの治療に対してのお話は追ってしていきたいと思いますので、まずはどんな治療をしてきたのか書いておきます。
目次
コメント