夫タケさんが亡くなって一年半が経ちました。
このところなんでもないところでウルっと来る事が普段より多かったのはそのせいなのかしら。
鮮明に思い出すこともたくさんあるのに、忘れてしまっていることもあったりして、これが『日にち薬』という事なのか…
以前に比べ、普段の生活の中でタケさんの話題が出る事はとても少なくなりました。
でも少なくなったからといって思い出さなくなったという事ではありません。
私の中では『傷から血が出ないようにカサブタをどんどん厚くしている』といった表現が適切な感じがします。
言葉にしたら寂しくなって、涙が出たら止まらなくなるのが分かっているからあえて口に出さない。出せないのです。
もしかしたら、心から笑ってタケさんの話をできるようになった時が傷が癒えた時なのかも知れないなぁと思ったりしています。
遺品整理のその後
私は四十九日を過ぎてからタケさんの遺品整理を始めました。
それは私の仕事での体験が大きく関係しています。
数ヶ月経って、だいぶ片付いてからは急激にペースダウンしています。
…というか手が止まっています。
今まではたくさんの物からマイルールに則ってあまり思い入れが深く無いものをメインに手放していたのだけれど、そのステージが一段落して、今残っているものはタケさんの思い出が残るもので、手放してしまったらもう2度と手に入らない『遺品』と向き合う時間になっているのだと思います。
タケさんのハーフパンツを私サイズに
手放せない遺品の中にタケさんがよく履いていたハーフパンツがあります。
タケさんはハーフパンツが好きで、夏には好んで履いていました。
その中でもよく履いていたもの。
私にも部屋着としてよく履いていたハーフパンツがあって、もう10年くらい履いていたのか?
タケさんに「そのハーフパンツ、いつも履いてるよね」って毎年夏になると言われるくらい。
ウエスト部分は何度もセルフリフォームして履き続けました。
今年になって履きすぎて生地が薄くなって穴が空いて…『部屋着だとしてもそれはダメでしょ』レベルになって…(笑)
リフォーム開始
タケさんのハーフパンツを私が履くためには…
タケさんは紳士用LLサイズ。私のは婦人用Mサイズ。丈は比べても変わらないくらいですが、ウエストは修正が必要です。
ウエスト部分の糸をほどいて…
私のハーフパンツはもう着れないくらいボロボロなので潔くハサミをいれて型紙として活用しました。
(型紙として活用した後はウェスとして使うため、小さく切りました)
縫い代として1センチくらい多めに生地を残してザクザク切っていきます。
ものすごく大雑把(笑)
ウエストに付いていた固い芯は外してしまって、上下にゴム、真ん中には元々あった紐を通せるように改良。
ゴムが伸びてしまったら簡単に取り替える事ができるようにしました。
長く履いていたお気に入りのハーフパンツと同じサイズで作ったのですから履き心地は抜群。
またあと10年、活躍してもらいますよ。
よろしくね。
見る度触る度タケさんのことを想う。そんな逸品に仕上がりました。
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