3月。私の住む千葉県では最高気温18℃。暖かい1日でした。
もう春になるのですね。
私の仕事は身体を動かすので、これからは暑さとの戦いになります。
暖かい春が待ち遠しいような怖いような…
さて、ずっと書きたい書きたいと思っていたことを今日は書こうと思います。
夫タケさんの『食べる楽しみ』を助けてくれたスプーンです。
開口障害/食べる事が難しい
重粒子線治療の影響で口を大きく開けることが段々と難しくなってきたタケさん。
その上、左上顎全摘術で顔を大きく切り、唇まで切って、重粒子線治療の影響でうまく傷が繋がらなかった事もあって、上唇の形がいびつになっていました。
もうひとつは上顎を切除したことで前歯がなくなったので噛み切る事ができません。
『小さく切ったもの』あとは『トロミのあるもの』(シチューやグラタンなど)をスプーンを使って食べていました。
でも一般的なスプーンは口に入る部分が大きくて、
前歯が無く、唇の形もいびつで、口も大きく開かないタケさんはボロボロと口からこぼれ落ちていくんです。
そうなると食べる事自体が苦痛になってきます。
ただでさえ、固いもの、辛いもの、大きいものが食べられないのに…。
「何か食べやすくなるスプーンは無いのか?」
「介護用のスプーンはどうだろう?」
とネット検索していた時に偶然見つけたのがこのスプーンでした。
猫舌堂の『イイサジースプーン』
何がいいかって…
①口に入る部分が小さい
一般的なスプーンと比べるとこんな感じ。
縦も横もかなり小さくなっています。
②口に入る部分が平たい
一般的なスプーン。
深さがあって、口から抜く時に上向きに引き抜かないと食べ物が口の中に入っていかない。
イイサジースプーン。平べったいので真っ直ぐ引き抜いても大丈夫
③スプーン自体が小さいので少量しかすくえないので、口に入れやすい。
おかゆ、シチュー、グラタンなど、トロミのあるものが、グッと食べやすくなりました。
イイサジースプーンの生みの親
タケさんの『食べる』を支えてくれたと言っても過言ではないこのスプーン。
なんと、腺様嚢胞癌の方が開発された商品だったんです。
購入してから何ヶ月も経って、YouTubeの『がんノート』というチャンネルを観ていた時のこと。
腺様嚢胞癌の方との対談で『猫舌堂』という言葉が出てきて、本当に驚きました。
どうりでタケさんが食べやすいと思うはずです。
イイサジースプーンを作ってくれてありがとう
タケさんの『食』を楽しいものにしてくれたこのスプーン。
作ってくれてありがとう
ただただ感謝を伝えたいです。
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