日々の雑記– category –
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ひとり暮らしの息子の家を掃除する
先日次男ゴボさんからこんなLINEが飛び込んだ。 近いうちに家に来れたりしますか? お掃除指南してほしい そういえば、3月下旬にひとり暮らしを始めてからこっちに帰ってくるだけで一度もアパートには行っていないなぁ。 その週末、アパートに行くことにしました。 車だと高速使って1時間で行けるところを、息子と一緒に酒が飲みたいという理由でバスと電車を乗り継ぎ2時間半かけて向かうことに。 「仕方ないなぁ」的にLINEの返信はしたけれど、もう行くと決まってからウッキウキですよ。 だってゴボさんの方から... -
月命日のお墓参り/夢で逢えたら
【月命日 初めての墓参り】 今日はタケさんの月命日。一日早かったけれど昨日、納骨してから初めてのお墓参りに行ってきました。 お墓に着いたら真新しいお花が供えられていました。 「同僚達とタケさんのお墓参りをしてきました」とタケさんの会社の人から連絡をもらっていました。 分かっていても真新しいお花を見たらやっぱりとっても嬉しい気持ちになりました。 「会いたいと思ったときに俺に会える場所が欲しい」とお墓を建てる事を望んだタケさん。 お墓の前でみんなはどんな話をしたんだろう。 きっとタケ... -
腺様嚢胞癌(上顎洞癌)の夫タケさんの検査画像/私が後悔していること
この頃の千葉県はもう冬?と思うくらい寒かったかと思えば、昼間は汗ばむ陽気だったり…と気温の変化に身体が追いついてきません。 家事代行スタッフとしてはこの時期は服装に要注意です。急に寒くなってきてお客様宅は暖房を入れ始めるタイミング。 お客様はあまり動かないので寒いのですが、私は動き続けているので、体感温度にかなりの差があるんです。 この頃は毎日汗だくですよ。汗が目に入ってしみるしみる…。 今の時期、半袖に上着がちょうど良いです。直前に上着を脱いで入室です。 【タケさんの検査画像】... -
断捨離して困ったもの
今日は家事のお話。 家事代行という仕事を10年以上続けている私ですが、経験上ほっとくとヤバい種類と多少放っておいてもなんとかなる種類が身体に染みついてくるんです。 お客様のお宅はもちろん手を抜きません。時間の許す限りピッカピカに仕上げます。それこそ冬でも汗だくです。夏なんて自分の汗が目に入って痛いし、夢中になってのぼせてしまう事も度々です。 時間内に予定していたこと全て終わらせる事ができた時は「快感」のひと言です。「よっしゃー」です。 でも、自分の家ではそんなことしていたら時間... -
夫がステージⅣの癌だと分かるまで 妻の私が何を思っていたか
タケさんは社員数名の小さなITのソフトハウスの経営者。自宅から車で10分のアパートの一室に月曜から金曜までパカラさんと一緒に毎日通います。 ゴボさんが小学生でサッカーを始めたのをきっかけに少年サッカーのコーチになり(もちろん無給ですよ)、ゴボさんが卒業後もコーチを続けていました。 平日は遅くまで仕事、土日祝日は少年サッカーのコーチ。家族で出かけるのは数えるほどでそれが当たり前の生活でした。時々4人で夜ご飯を食べに出かけるのが唯一と言っていいくらいのお出掛けパターンだったかな。 夫... -
納骨を済ませて思うこと
とうとう納骨の日。 タケさんのお墓は自宅から車で10分の市営墓園。10分車を走らせると山間部に入るのです(笑)。程よい田舎です。小高い山の上にあり鳥の声が響く静かなところ。 とうとう一昨日、納骨を済ませました。本当は6月にお墓は完成していたのですが、完成の連絡が入った途端に梅雨明けからの猛暑。来てくれる方々の体調を考慮して涼しくなってから納骨することにしました。 …でもそれはタケさんのお骨が家から無くなってしまうのが寂しかった私の言い訳だったのかも。延期した事で安心したのが本音です。... -
腺様嚢胞癌と診断されるまで②
タケさんと2人で近所の大学病院に行ったのはそれから数日後のこと。 あ、ちなみに禁煙禁酒宣言はこの時既に破られていました(笑)そりゃそうですよ。こんな大きなストレスに晒されているのに解消するものを取り上げたら病気になっちゃいますよ。 8月22日CT検査。翌23日、診察室に夫婦で通されました。 上顎洞に間違いなく癌がある事。腺様嚢胞癌という珍しいタイプの癌である事。この病院では治療はできないので大きな大学病院を紹介するのでそこで診てもらってくださいとの事。 最短の日程を調整してもらい診察室... -
腺様嚢胞癌と診断されるまで①
タケさんは昔から病院嫌い。採血も腕は見ない派です。年に一度受けられる人間ドックはしぶしぶ2年に一度くらいは受けていました。 タケさんと私は新卒同期入社。出会った時には既に酷い花粉症でした。クシャミの声が大きくて、連発するクシャミに会社の皆んなで笑ったものです。 まだ花粉症などという名前も知られていない小学生の頃から症状はあって、子どもの頃は何度も病院に通っていたそう。 「タケさん=花粉症」本人も家族も周りの人もそれが当たり前に思っていました。症状が酷い時だけ市販薬を服用してい... -
腺様嚢胞癌のタケさんがしてきた治療
タケさんが旅立ってから9か月が経ちました。 最初はただただ手続きに追われる日々。人が亡くなったばかりだというのに役所は何を考えているんだと腹立たしい気さえしていました。タケさんは小さいけれど会社を経営していたので、そちらでも手続きがあれこれ必要で週に何度も役所に行っていた気がします。最初は「役所の陰謀か?」などとぼやいていた私もそのうちに「忙しくさせて遺族に寂しさを紛らわせる優しさなのかも」なんて思うようになったりして。 忙殺される期間がほんの少し落ち着いてきたあとは人と会う... -
おばちゃんがWordPressを使ってブログを開設してみたら
はじめましてのご挨拶 はじめまして。にょろにょろです。記念すべき初ブログ初投稿です。 ブログを始めようと思い立ったきっかけのひとつは昨年12月、腺様嚢胞癌という希少癌で亡くなった夫タケさんの5年半の闘病生活を綴っていこうと思ったから。 そしてもうひとつは未亡人となった私のこれからの生活のことを書いていきたいと思ったから。 さてさて、我が家はIT業種一家。夫タケさんと私は社内結婚。IT企業の新卒同期入社のエンジニア同士。息子達2人もなぜか気づけばIT企業のエンジニア。 といって...