終末期のこと– category –
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余命宣告後初めての小旅行/医師と看護師の事前連携体制/終末期のこと[14]
終末期のこと急な昏睡状態から一夜明けた朝。夫タケさんはいつも通りのタケさんでした。 何度呼びかけても身体を揺さぶっても応答がなくて、そんな急に昏睡状態に入るなんて全く想像していなかったから、その日は1日中息子達と泣いて泣いて過ごした日。 いつも通りになったタケさんに前日の昏睡状態の時の話をしたのだけれど、何の記憶も無いタケさんは、ある意味他人事のように、驚きながら私達の話を聞いているように感じました。 【計画していた小旅行をどうするか】 タケさんのどうしても叶えたかった夢。 友人の宮司さん... -
自分がもし亡くなった時のための準備/終末期のこと[3]
終末期のこと昨年9月にこのブログを開設して10ヶ月が経とうとしています。 誰かの役に立てるかもしれないとブログを書いていた夫タケさんの『意思を継ぐ』というのは大袈裟な表現なのかもしれませんが、本人ではない家族からの目線で何かしらお伝えできることがあるのではないか?と思って始めたのこのブログです。 ブログを書きながら闘病生活を思い出してしまって辛くなってしまったり、 タケさんを想って寂しくなったり恋しくなってしまったり… 心が辛くなり過ぎてしまう時には未亡人となった私の何気ない私生活やらどう... -
『髪を金髪にする』/余命宣告後に夫がしたこと/終末期のこと[2]
終末期のこと癌が脳に転移してこのあとに出来る治療は無いと夫タケさんが余命宣告されたのが2021年10月。 そこからタケさんは急ピッチであれこれ準備を始めました。 その中で大事にしたのが『会いたい人に会う』ことでした。 【髪を金髪にする】 会いたい人に会う。 タケさんの行きつけの美容院は最寄り駅の目の前。 単身赴任していた頃からだからもう20年以上の付き合い。 私達が引っ越してきてからは家族4人全員の行きつけになっています。 抗がん剤パクリタキセルで髪が抜けてしまって美容院に行く必要が無くなってしまった...
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